ゴールデングローブ賞や全米映画俳優組合賞を獲得した経験を持ち、優れた表現で多様な演技を披露し、現在最もオファーが殺到する女優のひとりである。
ブラントは2002年にチチェスター・フェスティバル劇場でキャリアをスタートさせ、「ロミオとジュリエット」の公演でジュリエット役を演じた。ロンドンでは「The Royal Family」で舞台デビューし、ジュディ・デンチと共演した。BBCのテレビ映画「ナターシャの歌に」(06)ではゴールデングローブ賞の助演女優賞を獲得したが、その他にもゴールデングローブ賞に3度、英国アカデミー賞と英国インディペンデント映画賞に2度ずつノミネート経験を持っている。
2016年、ブラントはポーラ・ホーキンズのベストセラー小説の映画化『ガール・オン・ザ・トレイン』(16)で、謎めいた殺人事件に巻き込まれるアルコール依存症のレイチェル・ワトソンを演じて高い評価を得た。この作品の演技によって、彼女は全米映画俳優組合賞と英国アカデミー賞にノミネートされた。また、激しさを増す麻薬カルテルと特別捜査チームの戦いを描き、カンヌ映画祭で注目を集めたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』(15)でFBI捜査官ケイト・メイサーを演じ、この役でも絶賛された。さらに、アメリカでは2014年12月にディズニー配給で公開されたロブ・マーシャル監督によるミュージカルの映画化『イントゥ・ザ・ウッズ』(14)においては、「パン屋の妻」の演技が評価されてゴールデングローブ賞にノミネートされている。
2018年には、実生活の伴侶でもあるジョン・クラシンスキーが監督・脚本のみならず主演も務めたパラマウント/プラチナム・デューンズ製作の『クワイエット・プレイス』(18)で全米映画俳優組合賞の助演女優賞を獲得した。批評家から高い評価を得てアカデミー賞にもノミネートされたこの作品は、、名だたる賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞のSF ホラー映画賞などを筆頭に、数々の賞を獲得した。さらに同年、ブラントは『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)でメリー・ポピンズ役を演じ、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞、放送映画批評家協会賞にノミネートされた。ロブ・マーシャルが監督しメリル・ストリープ、コリン・ファース、ディック・ヴァン・ダイクら錚々たるキャストのなかで、ブラントが主役を務めている。ブラントの次回作はドウェイン・ジョンソンと共演するディズニーの『ジャングル・クルーズ』(21)。人気アトラクションの実写映画化である本作は、ジャウマ・コレット=セラが監督を務め、2021年に公開される予定となっている。
直近では、ジョン・パトリック・シャンリーが監督し、ジェイミー・ドーナンと共演するロマンス作品『Wild Mountain Thyme(原題)』(21)の撮影を終えている。 その他の主な出演映画には『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)、『砂漠でサーモン・フィッシング』(11)、『LOOPER/ルーパー』(12)、『ラブ・トライアングル』(11・未)、『アジャストメント』(11)、『ウルフマン』(10)、英国アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされた『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(07)、『サンシャイン・クリーニング』(08)、英国アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされた『プラダを着た悪魔』(06)、『マイ・サマー・オブ・ラブ』(04・未)などがある。

世代で最も多才な役者のひとりとして高い評価を得ており、メジャースタジオのヒット作や、賞を獲得するようなインディペンデント映画、人気テレビシリーズ、ロンドン、ニューヨーク、そして世界各地の舞台作品などに出演してきた。
2006年にはニール・ジョーダン監督の『プルートで朝食を』(05)で、トランスジェンダーのパトリック・“キトゥン”・ブレイデンを演じてゴールデングローブ賞にノミネートされ、ウェス・クレイヴン監督の『パニック・フライト』(05)ではレイチェル・マクアダムスと共演した。ケン・ローチが監督し、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した『麦の穂をゆらす風』(06)では、アイルランド独立への動きを阻もうとする武装警察「ブラック・アンド・タンズ」に抵抗するアイルランドの兵士を演じた。2007年には、『サンシャイン2057』(07)でダニー・ボイル監督や脚本家のアレックス・ガーランド(『エクス・マキナ』(15)、『28日後...』(02))とふたたびチームを組んだ。このサスペンス作品は、死滅が近づく太陽の再生に乗り出す科学者たちを描いている。『麦の穂をゆらす風』(06)と『サンシャイン2057』(07)での演技で、2年連続英国インディペンデント映画賞にノミネートされた。
2012年、マーフィは『ブロークン』(12・未)に出演した。この作品はカンヌ映画祭国際批評家週間でオープニングを飾り、英国インディペンデント映画賞の作品賞を獲得した。ルーファス・ノリス監督、マーク・オロウ脚本の本作は、暴行を目撃したノース・ロンドンの少女から端を発するドラマで、ティム・ロスやエロイーズ・ローレンスと共演した。教師のマイク・キーナン役を演じたマーフィは、3度目となる英国インディペンデント映画賞のノミネートを果たした。
最近では、クリストファー・ノーラン監督が第二次世界大戦を描いた大作『ダンケルク』(17)で兵士を演じてマーク・ライランスと共演し、サリー・ポッターが監督した『The Party(原題)』(17)ではエミリー・モーティマー、パトリシア・クラークソン、ティモシー・スポール、ブルーノ・ガンツらと共演した。
マーフィは、ダニー・ボイル監督の『28日後...』(02)で人類の大半が滅亡するなか偶然にも生き残ったジムを演じて、初めて世界的な注目を集めた。2005年には、クリストファー・ノーラン監督の『バットマン ビギンズ』(05)でジョナサン・クレイン博士/スケアクロウを演じて強い印象を残し、ロンドン映画批評家協会賞にノミネートされた。『ダークナイト』(08)および『ダークナイト ライジング』(12)でも同じ役を演じている。ノーラン監督とは、批評家からも高い評価を得た『インセプション』(10)でふたたび仕事をし、マーフィは大企業の御曹司役を務めた。
マーフィは、そのほかにもベン・ウィートリー監督、ブリー・ラーソン出演の『フリー・ファイヤー』(16)、ショーン・エリス監督、ジェイミー・ドーナン出演の『ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦』(16)、ロン・ハワード監督、クリス・ヘムズワース出演の『白鯨との闘い』(15)、クラウディア・リョサ監督、ジェニファー・コネリー出演、ベルリン映画祭に出品された『Aloft(原題)』(14)、ブレンダン・グリーソンやジム・ブロードベントが出演する『Perrier's Bounty(原題)』(09)、ジョン・クローリー監督、コリン・ファレル、ケリー・マクドナルド出演の『ダブリン上等!』(03)、ピーター・ウェーバー監督、スカーレット・ヨハンソン出演の『真珠の耳飾りの少女』(03)、アンソニー・ミンゲラ監督の『コールド マウンテン』(03)、ジョン・カーニー監督の『オン・エッジ 19歳のカルテ』(01・未)など数々の作品に参加している。テレビの世界では、英国アカデミー賞を受賞したシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」(13~)で、一家のなかで最も冷酷な、バーミンガムのギャングを率いるトミー・シェルビー役を演じた。本作はスティーヴン・ナイト(『イースタン・プロミス』(07)、『堕天使のパスポート』(02))が企画・製作を務めている。「ピーキー・ブラインダーズ」という言葉は、帽子のつばにカミソリの刃を縫い付け、ケンカになると使用する習慣から来ている。シーズン5からはBBC Oneに移り、2019年の夏から放送が開始された。アイルランドとイギリス以外の国ではNetflixで視聴可能。
舞台作品では、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュと定期的に仕事を共にしている。2019年の春には、ブルックリンのセント・アンズ・ウェアハウスで、賞も獲得しているマックス・ポーターの小説「Grief is the Thing With Feathers」がエンダ・ウォルシュの脚本・演出によって舞台化され、マーフィが主演した。この作品は妻を失った男と、彼の若い子供たちを中心にした、愛や、喪失や、生きることについて考えさせられる感動的な物語。コンプリシテとウェイワード・プロダクションズが製作し、アイルランドのゴールウェイにあるブラック・ボックス・シアターで上演されたのち、ダブリンのオライリー・シアターやロンドンでバービカン・センターでも上演された。ウォルシュとマーフィがタッグを組んだ前作「バリーターク」は、アイルランドで高い評価を得て満員の公演を終えたのち、ロンドンのナショナル・シアターでも上演された。この作品ではマイケル・マーフィやスティーヴン・レイと共演している。それ以前には、同じくウォルシュの「Misterman」に出演し、ナショナル・シアターの舞台に立った。もともとはゴールウェイ芸術祭で上演されたこの作品は、マーフィが若い男性の心身の崩壊を深く掘り下げていくモノローグ形式となっている。ブルックリンのセント・アンズ・ウェアハウスでも上演され、マーフィは2012年のドラマ・デスク・アワードでソロ・パフォーマンス賞を獲得した。ゴールウェイでの公演に対しては、アイリッシュ・タイムズ・シアター・アワードの最優秀男優賞を贈られている。マーフィは、ウォルシュが手がける「Disco Pigs」で優れた演技を披露し、初めて演劇界に名を知らしめた。この作品には、1996年のダブリン演劇祭でベスト・フリンジ・ショーが、1997年のエディンバラ・フェスティバルでフリンジ・ファースト賞が贈られ、アイルランド、イギリス、カナダ、オーストラリアなどでツアー公演がおこなわれた。のちにマーフィは、カーステン・シェリダンが監督する映画版にも出演した。
2006年、マーフィはニュー・アンバサダー・シアターで上演されたジョン・コルヴェンバッハ作、ジョン・クローリー演出の「Love Song」に出演し、ロンドンのウエスト・エンドでのデビューを飾った。トニー賞を獲得した演出家ギャリー・ハインズの作品には、ダブリンのゲイエティ劇場で上演された「The Country Boy」、「Juno and the Paycock」、「西の国のプレイボーイ」などに出演している。そのほかにも、エディンバラ・フェスティバルで上演されたペーター・シュタイン演出の「かもめ」でコンスタンティン役、ダブリンのゲート・シアターで上演されたニール・ラビュート作の「ザ・シェイプ・オブ・シングス」でアダム役、キルケニー城で上演された「から騒ぎ」ではクローディオ役を務めた。
その他に、バンド「Money」の楽曲「Hold Me Forever」ではミュージック・ビデオの監督を担当し、シンガーソングライターであるファイストの楽曲「The Water」のミュージック・ビデオ(ブロークン・ソーシャル・シーンのケヴィン・ドリューが監督)や、ポール・ハートノルの「The Clock」およびフィオン・レーガンの「The Meetings Of The Waters」のミュージック・ビデオに出演している。
2019年には、ガイ・ガーヴェイが次のアルバム製作に向けて長期の休みに入る代役として、BBCラジオ6ミュージックで番組を持った。番組は日曜の午後2~4時(英国夏時間)で放送され、BBC Soundsで視聴可能となっている。

アメリカ全国規模でのオーディションの末、アマゾン配給の『ワンダーストラック』(17)でローズ役に抜擢され、ジュリアン・ムーアらと共演した。この優れた作品は、1920年代と1970年代に生きる二人の子供を主人公とし、ニューヨークへと向かうそれぞれの旅が重なり合っていく。1920年代のパートがサイレント映画として撮影されているのは、時代考証のみならずローズが聴覚障害の設定だったためである。シモンズ本人も聴覚障害を持ち、手話を使ってコミュニケーションをとっている。トッド・ヘインズが監督した同作品は、カンヌ国際映画祭で上映されパルム・ドールを争い、第55回ニューヨーク映画祭でもメインのセンターピース作品として上映された。ローズ役の優れた演技により、2017年の放送映画批評家協会賞で最優秀若手男優/女優部門にノミネートされた。その後、パラマウントの『クワイエット・プレイス』(18)に出演し、クラシンスキーが監督も務めた同作品は、公開最初の週末は、世界各地で興収ランキングのトップに立った。最新作としては、テレビ局フリーフォームで放送されるドラマ「Close Up(原題)」(20)のパイロット版の撮影を終えている。
シモンズは、この5年間「The Jean Massieu School of the Deaf Drama Club」とシェイクスピアの舞台を演じ、「真夏の夜の夢」のパック役を務め、その演技を称えられた。短編映画『Color the World(原題)』(15)にも出演し、映画はユタ州立大学から表彰されている。

エミリー・ブラントやジョン・クラシンスキーと共演した『クワイエット・プレイス』(18)に加え、ジョージ・クルーニーが監督した『サバービコン 仮面を被った街』(17)にも出演し、マット・デイモンと共演している。また、ライオンズゲート配給の『ワンダー 君は太陽』(17)にも出演し、ジェイコブ・トレンブレイとジュリア・ロバーツらとも共演した。それ以前には、トム・ヒドルストンやヒュー・ローリーらが出演するBBCのドラマ「ナイト・マネジャー」(16)、サム・ワーシントンやトム・ウィルキンソンらが出演する『タイタン』(18・未)、ジョン・ハートが出演する『That Good Night(原題)』(17)などに参加している。テレビシリーズには、「ダウントン・アビー」(15)や「ナイトメア2 ~血塗られた秘密~」(15)にも出演経験がある。
直近では、デイビッド・E・ケリーが脚本と製作を手がけたHBOのミニシリーズ「The Undoing(原題)」(20)の撮影に参加し、ニコール・キッドマンやヒュー・グラントと共演した。
アルマ・ハレルが監督して高い評価を得た『HONEY BOY(原題)』(19)では、シャイア・ラブーフやルーカス・ヘッジズと共演した。ノアは、この作品でゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードのブレイクスルー俳優賞や、インディペンデント・スピリット賞の助演男優賞にノミネートされた。さらに、ジェームズ・マンゴールド監督の『フォードvsフェラーリ』(19)にも出演し、クリスチャン・ベールやマット・デイモンと共演した。この作品はアカデミー賞®作品賞にノミネートされた。

西アフリカのベナン共和国に生まれたフンスーは、西洋の教育を受けるため13歳でパリに移住した。大人になってからは、ファッションデザイナーのティエリー・ミュグレーに見いだされ、伝説的な写真家のハーブ・リッツのモデルを務め、デヴィッド・フィンチャー監督のミュージック・ビデオに出演した。そしていくつかの映画で小さな役を演じたのちに、スティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』(97)で自由を取り戻すために蜂起を率いたシンケ役を演じてブレイクした。この役で、フンスーはゴールデングローブ賞にノミネートされ、NAACPイメージ・アワードで賞を獲得した。のちには、アカデミー賞®作品賞を獲得したリドリー・スコット監督の『グラディエーター』(00)で、出演者たちと共に全米映画俳優組合賞キャスト賞にノミネートされた。
2006年、フンスーはレオナルド・ディカプリオ主演の『ブラッド・ダイヤモンド』(06)で貴重な宝石を見つける強制労働者を演じ、NAACPイメージ・アワードとナショナル・ボード・オブ・レビュー賞から賞を贈られ、全米映画俳優組合賞にノミネートされた。『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(02)ではAIDSの画家を演じてインディペンデント・スピリット賞の助演男優賞を獲得し、2004年の「ショーウェスト(ShoWest)」では年間最優秀助演男優に選出され、全米映画俳優組合賞では出演者たちと共にキャスト賞にノミネートされた。
これまでの出演作には、『キャプテン・マーベル』(19)、『シャザム!』(19)、ジェームズ・ガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)、ガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』(17)、デヴィッド・イェーツ監督の『ターザン:REBORN』(16)などがある。また、20世紀フォックスの『ヒックとドラゴン2』(14)ではドラゴ・ブラッドビストの声を担当し、『奇跡の絆』(17・未)、『アイランド』(05)、『テンペスト』(10)、『エラゴン 遺志を継ぐ者』(06)、『コンスタンティン』(05)、ヤン・デ・ボン監督の『トゥームレイダー2』(03)、シェカール・カプールが監督し、ヒース・レジャーと共演した『サハラに舞う羽根』(02)などに出演している。最新の出演作には、マシュー・ヴォーン監督の『キングスマン:ファースト・エージェント』(21)がある。
『ブラッド・ダイヤモンド』(06)と『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』(02)で2度のアカデミー賞®ノミネート経験を持っている。
 また、テレビの世界では、マーベル・コミックを原作としたBETのアニメミニシリーズ「Black Panther(原題)」(10)で、ブラックパンサーの声を務めた。「ER V 緊急救命室」(99)には亡命を求める難民の印象的な役で6話にわたってゲスト出演し、ジェニファー・ガーナーが主演する「エイリアス」(03~04)にもゲスト出演した。
フンスーは自身の製作会社「ファナティカス・エンターテインメント」を創設し、数々の長編映画やドキュメンタリーの企画・製作をおこなってきた。この会社を通して、フンスーはこれまでに得てきた知識や、アフリカの物語を形にして届けられる自身の影響力を活用しながらアフリカをよりよい場所にしていこうと熱心に取り組んでいる。ファナティカスは、西アフリカや、アフリカ大陸や、アフリカ人のディアスポラ(キューバ、ブラジル、ハイチ、アルゼンチン、アメリカなどへの移住)に関する伝統を題材にした初のドキュメンタリー『In Search of Voodoo(原題)』(18)を完成させた。この作品は、アフリカの暮らしが、西洋文化の中でどのように誤解され、悪魔のように恐れられてきたかを明らかにするものとなっている。
フンスーは子どもに焦点を当てた活動や気候変動問題を支援しており、地域のコミュニティが主導する持続可能な変化を後押ししている。また、オルビスやオックスファムといった企業や団体の親善大使も務めており、自身の経験を活かして、アフリカや世界各地で弱い立場にある人びとに対し、子ども時代の健康や、エンパワーメント、社会正義、そして気候変動との戦いなどに対する認識を高めることを目指してきた。2009年には、ニューヨークで開催された国連総会で、気候変動が途上国に与える影響について力強いスピーチをおこなった。さらに「若者の家出・ホームレス法」を代表して米国上院に出廷し、国際武器禁止条約の公聴会や会談にも参加した。2019年の暮れには、ジャイモン・フンスー財団を立ち上げ、西アフリカのベナン共和国で現代の奴隷制へ立ち向かうために「ゲート・オブ・ノー・リターン・マラソン&フェスティバル」を開催する予定となっている。

ジョン・クラシンスキーは、映画やテレビの観客を魅了する俳優・脚本家・監督として、その才能が注目されてきた。
監督、共同脚本、そして主演を務めた前作『クワイエット・プレイス』(18)は、アカデミー賞®音響賞にノミネートされ、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が選ぶ2018年の映画トップ10にも名を連ねた。クラシンスキー自身も、全米製作者組合賞で劇場映画プロデューサー賞にノミネートされている。また、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で発表される2018年の優秀作品10本にも選ばれ、放送映画批評家協会賞のSF/ホラー映画賞を受賞し、クラシンスキーは全米脚本家組合賞の脚本賞にもノミネートされた。共演した妻のエミリー・ブラントは、全米映画俳優組合賞で助演女優賞を獲得した。
また、トム・クランシーの小説シリーズを原作としたアマゾンの「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」(19)シリーズでも主演を務めている。
彼は、アリソン・シーガーと創設した製作会社「サンデー・ナイト」を通して数々の作品の製作を担当している。現在は回想録を基にした映画『Not Fade Away: A Memoir of Senses Lost and Found(原題)』を企画中で、デヴィッド・O・ラッセルやマシュー・バドマンらと共に製作する予定となっている。さらに、ジミー・ファロンやスティーヴン・マーチャントらとはSpike TVの「Lip Sync Battle(原題)」(15~)の製作総指揮を務めている。これは2013年にクラシンスキーとマーチャントとファロンが、「Late Night with Jimmy Fallon(原題)」(09~14)に向けて製作した人気コーナーを番組化したもの。最近では、クラシンスキーとシーガーはサンデー・ナイトの企画部門を統括するアレクサ・ギンズバーグと共に、アマゾンとテレビ番組のファーストルック契約を結んだことが発表された。3年間の契約の一部として、クラシンスキー、シーガー、そしてギンズバーグは、アマゾンと協力して配信向けのテレビシリーズを製作する予定となっている。
クラシンスキーが監督・出演した『最高の家族の見つけかた』(16・未)では、アナ・ケンドリック、リチャード・ジェンキンス、シャールト・コプリーと仕事を共にした。この作品は2016年のサンダンス映画祭で上映されて好評を博し、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスにより配給された。このコメディ/ドラマは、母の病気を知り、地元の小さな町に帰ってくる男の物語を描く。クラシンスキーはマイケル・ベイが監督しパラマウントが配給したアクション『13時間 ベンガジの秘密の兵士』(16・未)にも海軍特殊部隊として出演した。エミー賞を獲得したNBCの人気ドラマ「The Office(原題)」(05~13)には9シーズン出演し、好青年ジム・ハルパートを演じた。
これまでには、ガス・ヴァン・サントが監督し、マット・デイモンとクラシンスキーが脚本を務めた『プロミスト・ランド』(12)、声を担当したディズニーピクサーの『モンスターズ・ユニバーシティ』(13)、同じく声優を務めた日本の伝説的な映画監督である宮崎駿のアニメ『風立ちぬ』(13)、キャメロン・クロウ監督の『アロハ』(15・未)、『だれもがクジラを愛してる。』(12)、『Something Borrowed/幸せのジンクス』(11・未)、ナンシー・マイヤーズ監督の『恋するベーカリー』(09)、サム・メンデス監督の『お家(うち)をさがそう』(09)、ヒットアニメ『モンスターVSエイリアン』(09)、『シュレック3』(07)、ジョージ・クルーニー監督の『かけひきは、恋のはじまり』(08)、ケン・クワピス監督の『ライセンス・トゥ・ウェディング』(07)、クリストファー・ゲスト監督の『For Your Consideration(原題)』(06)、ビル・コンドン監督の『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)などがある。
クラシンスキーはデヴィッド・フォスター・ウォレス作品の映画化『Brief Interviews with Hideous Men(原題)』(09)で監督を務めた。このインディペンデント映画は2009年にサンダンス映画祭で上映され、その年の後半にIFCによってアメリカで公開された。彼は「Dry Powder」で舞台デビューを果たし、ニューヨークのパブリック・シアターでクレア・デインズやハンク・アザリアと共演し、シアター・ワールド賞を獲得した。

マイケル・ベイは、23歳にしてプロの監督となり、25歳の頃には第一線のCM監督として知られるようになっていた。「Got Milk?/アーロン・バー」のCMでカンヌ国際広告祭の金獅子賞を獲得した。このCMは歴代トップ10のクラシックCMのひとつに数えられ、彼が作ったCMのいくつかはニューヨークのMoMA(近代美術館)の永久収蔵作品となっている。
その後、長編映画の世界に参入したベイは、ウィル・スミス出演の『バッドボーイズ』(95)を監督し、アクション映画の雄として華々しいスタートを切り、ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリスらが出演したアクション大作『ザ・ロック』(96)でも強い印象を残した。彼と、彼の製作会社ベイ・フィルムズは、『アルマゲドン』(98)、『パール・ハーバー』(01)、『バッドボーイズ2バッド』(03)、『トランスフォーマー』シリーズ5作など、大ヒット映画を次々に生み出していった。こうした映画の商業的大成功から、アメリカ国内での累計興行収入額はベイが師のひとりと仰ぐスティーヴン・スピルバーグに次ぐ2位、全世界規模では第3位の成績をおさめる監督となっている。
ここ数年は大作映画だけでなく、より小規模で、より芸術性を求める作品も手がけ、マーク・ウォールバーグとドウェイン・ジョンソンが出演するダークコメディ『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』(13・未)や、2012年9月11日にリビアのベンガジで起きた米領事館襲撃事件で、36名のアメリカ人の命を救った勇敢な救出作戦を描く実話に基づく物語『13時間 ベンガジの秘密の兵士』(16・未)などを監督している。2014年、ハリウッド・リポーター誌はベイと、プラチナム・デューンズでのパートナー2人を「プロデューサーズ・オブ・ザ・イヤー」に選出した。プラチナム・デューンズは『テキサス・チェーンソー』(03)、『悪魔の棲む家』(05)、そして『エルム街の悪夢』(10)といった比較的小規模のホラー映画などで数々の新しい役者や監督たちを輩出してきただけでなく、『ミュータント・タートルズ』(14)や『パージ』(13)や『呪い襲い殺す』(14・未)のようなシリーズ作品を手がけて大きな成功をおさめている。これまでにベイが監督したり製作を手がけた映画は、世界で94億ドル以上の売り上げを記録している。
プラチナム・デューンズのテレビ部門は、Starzのドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」(14~17)とTNTの「ザ・ラストシップ」(14~18)という高い評価を得たシリーズを製作してきた。そしてプラチナム・デューンズが手がける3つ目のテレビシリーズとなったのが、小説家トム・クランシーが描くCIA分析官「ジャック・ライアン」シリーズ(18~)で、ジョン・クラシンスキーが主演している。この作品は、パラマウント・テレビジョンやアマゾンと手を組んで製作され、高い注目を集めるシリーズのファーストシーズンが2018年の夏にアマゾンで配信されるのに並行して、南米でシーズン2の撮影が開始された。2019年の秋にシーズン2の配信が開始される前から、アマゾンはシーズン3の配信決定も発表し、2020年の前半には製作を始める予定となっている。2015年には、451 Media Groupの設立にも協力している。同社はグラフィックノベルや新しいコンテンツに関連するテクノロジー、アート、そして商品の企画、製作、世界規模の販売に特化している。ベイが手がけた最新作『6アンダーグラウンド』(19)は、ライアン・レイノルズ、メラニー・ロラン、、デイヴ・フランコらが出演しており、ベイが初めてNetflixに向けて製作した作品となっている。Netflix/スカイダンス製作の同作品は、「デッドプール」シリーズの大胆な脚本で知られるレット・リースとポール・ワーニックのアイデアをもとに作り上げられ、イタリア、ハンガリー、UAEで撮影された。最新作はジェイク・ギレンホール主演のアクション・スリラー「Ambulance」(22)。

近年ジャンル映画で次々とヒット作を生み出してきた製作者である。二人は2001年にマイケル・ベイをパートナーとしてプラチナム・デューンズを設立し、これまでに製作した映画の興行収入は全世界で23億ドルを超えている。2019年の夏には、二人で新会社フリー・フォームド・エンターテインメントを立ち上げ、パラマウント・ピクチャーズとファーストルック契約を結んだ。
2018年に制作したジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントが出演する大ヒットホラー映画『クワイエット・プレイス』(18)は、わずか1,700万ドルで製作され、オープニングの週末にホラー映画としては過去最高の売り上げを記録した。2019年には、放送映画批評家協会賞でSF/ホラー映画賞を獲得した。さらに、プラチナム・デューンズはアマゾンで配信されている人気シリーズ「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」の製作にも携わっている。
フォームとフラーは、ブラムハウス・プロダクションズと共に、好評を博した『パージ』シリーズも手がけてきた。このシリーズは累計の製作費が3,500万ドル程度にもかかわらず、全世界で4億5,600万ドル以上の興行収入を記録したうえ、特権階級や格差といった社会的テーマも盛り込まれており高い評価を得た。それ以前には、『ミュータント・タートルズ』(14)を製作した。この作品は興行収入が全世界で4億9,300万ドルを超え、 同シリーズで歴代最高の結果となった。2016年には『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』を製作し、2億4,500万ドルの興行収入を記録した。2014年には、『呪い襲い殺す』(未)も製作し、わずか500万ドルで製作された同作品は、興行成績1億300万ドル以上におよんだ。そのほかにも『テキサス・チェーンソー』(03)、『悪魔の棲む家』(05)、『13日の金曜日』(09)、『エルム街の悪夢』(10)などに加え、4シーズン続いたStarzのドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」(14~17)や5シーズン続いたTNTの「ザ・ラストシップ」(14~18)などのテレビシリーズを製作してきた。

2013年にジョン・クラシンスキーと製作会社「サンデー・ナイト」を創設した。同社にて彼女は『クワイエット・プレイス』(18)の製作総指揮を務めた。この作品はアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が選ぶ2018年の映画トップ10にも名を連ね、全米製作者組合賞で劇場映画プロデューサー賞にノミネートされている。最近では、アマゾンで配信されているトム・クランシーの小説を原作としたCIA分析官「ジャック・ライアン」シリーズの製作総指揮を務め、2020年に第3シーズンの撮影がおこなわれる予定となっている。それまでにもソニー・ピクチャーズ・クラシックスの『最高の家族の見つけかた』(16・未)や、エミー賞にノミネートされたパラマウント・ネットワークのシリーズ「Lip Sync Battle(原題)」(15~)、アダルトスイムで現在第3シーズンまで放送されている「Dream Corp, LLC(原題)」(16~)などの製作を手がけてきた。サンデー・ナイト社はアマゾン・スタジオとファーストルック契約を結んでおり、シーガーは同社に向けて多岐にわたる映画やテレビの企画・製作に携わっている。
サンデー・ナイトを設立する前は、マーク・ゴードン・カンパニーで映画部門の部長を務め、同社では現在仕上げに入っている『Die in a Gunfight(原題)』(21)などを含め、数々の映画、テレビ番組、舞台作品の企画や製作を担当してきた。シーガーは全米製作者組合(PGA)のメンバーで、2018年にはハリウッド・レポーター誌の「ネクスト・ジェネレーション:35歳以下の35人」のひとりにも選出された。彼女はボストン大学在籍時からキャリアをスタートさせ、ファイン・ライン・フィーチャーズ、フォーカス・フィーチャーズ、プロデューサーのリンダ・オブスト、そしてワーナー・ブラザースの製作会社セクション・エイトなどのもとで仕事をしてきた。現在はニューヨークに暮らしている。

マーベル・スタジオで数々の売り上げ記録を塗り替え、世界興行収入歴代1位となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)のアソシエイトプロデューサーを務めた。
「エンドゲーム」以前は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)、『アントマン』(15)、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)、『アイアンマン3』(13)、『アメイジング・スパイダーマン』(12)、『ソーシャル・ネットワーク』(10)、『ラッシュアワー2』(01)、『ラッシュアワー3』(07)などでユニット・プロダクションマネージャーを務めていた。
そのほかに携わった作品としては、『G.I.ジョー』(09)、『恋愛ルーキーズ』(06・未)、『ヴァン・ヘルシング』(04)、『レッド・ドラゴン』(02)、『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』(00・未)、『モッド・スクワッド』(99・未)、『天使のくれた時間』(00)などがある。

スコット・ルーディン・プロダクションズの企画部門のトップとして映画界でのキャリアをスタートさせ、『ソーシャル・ネットワーク』(10)、『トゥルー・グリット』(10)、『マネーボール』(11)などの作品を手がけた。その後20世紀フォックスで映画の企画・製作部門の取締役となり、『デッドプール』(16)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(14)などに携わった。それからジェイナスは企画部門のトップとしてプラチナム・デューンズに加わり、マイケル・ベイ、ブラッド・フラー、アンドリュー・フォームらと仕事を共にするようになった。同社では『クワイエット・プレイス』(18)を製作し、全世界で3億4,000万ドル以上の興行収入を記録した。最近では、製作部門の常務としてライオンズゲート・モーション・キャプチャー・グループに加わった。

ロンドンに生まれ、イギリスとカナダでカメラアシスタントとして働いたあと、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)に通い、映画撮影の修士課程を修了した。卒業後すぐに、インディペンデント映画の撮影を始め、サンダンス、SXSW、トライベッカなどの映画祭で注目を集め、イギリスとアメリカのテレビドラマ界へ進出していった。2012年には全米撮影監督協会からライジング・スター賞を贈られ、2016年にはバラエティ誌により「注目の撮影監督10人」に選出され、2018年には女性として初めて、全米撮影監督協会(ASC)と英国撮影監督協会(BSC)両方の会員となった。
2018年には、ノア・ホーリーの監督デビュー作となるFOXサーチライトの『ルーシー・イン・ザ・スカイ』(19・未)を撮影した。2020年には、FXの「レギオン」(17~19)の仕事が評価され、全米撮影監督協会賞のテレビ部門で撮影賞にノミネートされた。

ジェス・ゴンコールは、コーエン兄弟の『トゥルー・グリット』(10)における美術でアカデミー賞と全米美術監督組合賞にノミネートされた。コーエン兄弟とは、全米美術監督組合賞を獲得した『ノーカントリー』(07)、全米美術監督組合賞にノミネートされた『シリアスマン』(09)、『バーン・アフター・リーディング』(08)、ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワードを受賞した『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(13)、2度目のアカデミー賞ノミネートを果たした『ヘイル、シーザー!』(16)、そして『バスターのバラード』(18)など合計7作品で仕事を共にしている。最新作としては、作品賞を含む6部門でアカデミー賞にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(19)で美術を担当した。また、これまでにはアカデミー賞にノミネートされたベネット・ミラー監督の『カポーティ』(05)、『マネーボール』(11)、撮影第二班の監督も務めた『フォックスキャッチャー』(14)などで美術を手がけてきた。そのほかの主な担当作には、ゴア・ヴァービンスキー監督の『ローン・レンジャー』(13)、サム・メンデス監督の『お家(うち)をさがそう』(09)、そしてデヴィッド・フランケル監督の『プラダを着た悪魔』(06)、1920年代の禁酒法時代を描いたベン・アフレック監督の『夜に生きる』(16)などがある。2015年には、Apple Musicのコマーシャルで手がけた仕事が評価され、美術監督組合賞でショート・フォーマット部門の美術賞を獲得した。映画芸術科学アカデミー、全米映画監督組合の会員であるゴンコールは、これまでに様々なCMの監督も務めてきた。彼の美術への情熱は、ママロネック高校の「演劇・照明部」在籍時から始まっている。

2018年に、世界的にヒットしたマーベルの『ブラックパンサー』(18)で編集を担当し、一躍名を上げた。ライアン・クーグラーが監督した同作は、作品賞を含むアカデミー賞7部門にノミネートされた。ロードアイランド州出身の彼は、南カリフォルニア大学映画芸術学部に通う若かりし頃から、同じく同学部に通っていたクーグラーとタッグを組んで映画作りに勤しんできた。クーグラーの短編映画『Fig(原題)』(10)だけでなく、クーグラーの長編監督デビュー作『フルートベール駅で』(13)もショーヴァーが編集を担当している。この作品は2013年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、作品賞と観客賞を受賞し、その後も世界中のさまざまな賞でノミネートや受賞を果たした。2015年には、マイケル・B・ジョーダンやシルヴェスター・スタローンが出演する『クリード チャンプを継ぐ男』(15)で再度クーグラーと仕事をし、インディワイヤー批評家投票で編集賞にノミネートされた。最近ではリーアム・ニーソン主演の『Honest Thief(原題)』(20)で編集を担当している。そのほかの担当作には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(19)、『親友のカミングアウト』(15・未)、『All Summers End(原題)』(17)などがある。

最新作としてデレク・シアンフランスが監督し、マーク・ラファロが主演するHBOのミニシリーズ「I Know This Much Is True(原題)」(20)の衣装を担当している。
現在はHBOの「The Gilded Age(原題)」(21)の製作に参加している。
スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(18)や『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)の衣装を担当し、そのほかには、『The Goldfinch(原題)』(19)、『カポーティ』(05)、『ムーンライズ・キングダム』(12)、『ブラック・スキャンダル』(15)、『フォックスキャッチャー』(14)、『ヴィンセントが教えてくれたこと』(14)、『マネーボール』(11)、『バーニング・オーシャン』(16)などの作品を手がけてきた。
彼女は舞台の世界でも、フィリップ・グラスのオペラ「恐るべき子供たち」や「Sound of a Voice」などを含め、いくつかの作品で衣装のデザインを担当している。

1981年に『スター・トレック2/カーンの逆襲』(82)のカメラ・オペレーターとしてインダストリアル・ライト&マジックに入社。1985年、ファーラーは『コクーン』(85)でアカデミー視覚効果賞を受賞し、2年後には『ロジャー・ラビット』(88)の視覚効果スーパーバイザーに起用された。監督たちのヴィジョンを視覚化する優れた能力により、ファーラーは『バックドラフト』(91)、『A.I.』(01)、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(05)などでアカデミー賞にノミネートされた。彼にとってのブレイクスルーとなった『A.I.』(01)と未来的な世界を作り上げた『マイノリティ・リポート』(02)では、英国アカデミー賞にノミネートされた。2007年には、『トランスフォーマー』(07)でアカデミー視覚効果賞にノミネートされた。ファーラーは『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11)でも視覚効果スーパーバイザーを務め、アカデミー視覚効果賞にノミネートされた。さらにマーク・フォースターやゲイリー・ロスといった一流の監督たちとも大作シリーズを手がけている。2017年には、マイケル・ベイ監督の超大作シリーズの5作目となる『トランスフォーマー/最後の騎士王』(17)を担当し、続いてジョン・クラシンスキー監督の『クワイエット・プレイス』(18)でも視覚効果スーパーバイザーを務めた。インダストリアル・ライト&マジック入社以前は、ロサンゼルスでフリーランスのカメラマンとして働いていた。1975年に、当時まだ世に出ていなかった『スター・ウォーズ』(77)の撮影現場を訪ねる機会があり、初めてモーション・コントロール・システムが使われているのを目にした。それに触発され、ロバート・エイブル・アンド・アソシエイツで働き始めたあと、『スター・トレック』(79)に取り組むダグラス・トランブルのもとで働くようになった。
カリフォルニア生まれのファーラーは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で舞台デザインの学士と修士を取得し、映画を熱心に学んだ。

マルコ・ベルトラミは、アカデミー賞に2度ノミネートされた経験を持つ作曲家。これまでには、キャスリン・ビグロー、ジェームズ・マンゴールド、ポン・ジュノ、アンジェリーナ・ジョリー、ロバート・ロドリゲス、リュック・ベッソン、ギレルモ・デル・トロ、ウェス・クレイヴン、アレックス・プロヤス、ジョディ・フォスター、トミー・リー・ジョーンズら、名だたる面々の監督作品で音楽を担当してきた。
彼は、『スクリーム』シリーズの独創的な音楽で、若くしてジャンルの革新者という評価を確立した。それからの担当作は、文字通りすべてのジャンルにわたっている。ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルが出演する『3時10分、決断のとき』(07)や、アカデミー賞作品賞を獲得したジェレミー・レナー主演の『ハート・ロッカー』(08)の2作では、アカデミー賞の作曲賞にノミネートされた経験を持っている。『ハート・ロッカー』(08)は、たびたびタッグを組んできたバック・サンダースと共同で作曲を担当した。2011年には、『ソウル・サーファー』でゴールデン・サテライト賞の作曲賞を獲得している。ジェームズ・マンゴールドが監督するマーベルの『LOGAN/ローガン』(17)や、アンジェリーナ・ジョリー監督の『最初に父が殺された』(17・未)などのみならず、人気ゲーム「フォートナイト」にも楽曲を提供した。彼が音楽を担当し、批評的にも興行的にも大きな成功をおさめた『クワイエット・プレイス』(18)では、ゴールデン・グローブ賞の音楽賞にノミネートされ、アカデミー賞のノミネート候補にもなった。アカデミー賞を受賞したナショナルジオグラフィックのドキュメンタリー映画『フリーソロ』(18)に向けてブランドン・ロバーツと共に作った音楽では、エミー賞のドキュメンタリー/シリーズまたは特番部門の作曲賞を獲得している。
『ダイ・ハード4.0』(07)、『ターミネーター3』(03)、『アイ,ロボット』(04)などの人気映画でも音楽を手がけてきた。そのほかの担当作品には、トミー・リー・ジョーンズ監督の『ミッション・ワイルド』(14・未)、ジョナサン・レヴィン監督のゾンビ・コメディ『ウォーム・ボディーズ』(13)、ブルース・ウィリスの人気アクションシリーズの最新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(12)、ポン・ジュノが監督しクリス・エヴァンスが出演する『スノーピアサー』(13)、ブラッド・ピット主演のパニック・アクション『ワールド・ウォー Z』(13)、ジェームズ・マンゴールド監督の『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)、ジョナサン・レヴィンが監督し、セス・ローゲンやジョセフ・ゴードン=レヴィットらが出演したコメディ『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』(15)などがある。
直近ではジェームズ・マンゴールド監督、20世紀スタジオの『フォードvsフェラーリ』(19)でバック・サンダースと共に音楽を担当した。二人は2020年のアカデミー賞作曲賞のノミネート候補となり、この映画自体も作品賞を含めてアカデミー賞4部門にノミネートされた。ほかにも、ギレルモ・デル・トロ製作の『スケアリーストーリーズ 怖い本』(19)、動画配信サービスCBS All Accessに向けてジョーダン・ピールが製作する「The Twilight Zone(原題)」(19~)、シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンが出演するライオンズゲートのコメディ『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(19)、ザック・エフロン主演の『テッド・バンディ』(19)などの作品に参加している。
ベルトラミはブラウン大学を卒業後、奨学金を得てイェール大学音楽院に通った。その後イタリアのベネチアへ渡り、イタリアの偉大な作曲家ルイジ・ノーノのもとで学び、ロサンゼルスへと移ってからは、アカデミー賞受賞経験を持つ作曲家ジェリー・ゴールドスミスに師事した。

パートナーであるメアリーベス・フォックス、そしてジョディ・アングストライヒは、これまでにトッド・ヘインズ、リサ・チョロデンコ、パオロ・ソレンティーノ、オーレン・ムーヴァーマン、ケリー・ライヒャルト、カリン・クサマ、ケント・ジョーンズ、マイク・ミルズ、ウディ・アレン、ジム・ジャームッシュ、ヨアキム・トリアー、ノーラ・エフロン、エドワード・バーンズ、ダグ・エイトキン、そしてジョン・クラシンスキーら、著名な映画監督やビジュアルアーティストたちと仕事をしてきた。
これまでに携わった作品には『キッズ・オールライト』(10)、『キャロル』(15)、『20センチュリー・ウーマン』(16)、「オリーヴ・キタリッジ」(14)、『きっと ここが帰る場所』(11)、『メッセンジャー』(09)、『シカゴ』(02)、『Jesus’Son(原題)』(99)、『アナライズ・ミー』(99)、『エデンより彼方に』(02)などがある。最近では、サンダンス映画祭で好評を博した『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』(19・未)、ニューヨーク・タイムズ紙の「Critic’s Pick」で紹介された『Diane(原題)』(18)、Netflixのドラマ「アンビリーバブル たった1つの真実」(19)、アマゾンのドラマ「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」(19)などの作品に参加している。今後は、ライアン・マーフィーが手がけるNetflixの『Halston(原題)』、レベッカ・ホールが監督する『Passing(原題)』(21)、「モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~」(19)の第2シーズン、そしてパオロ・ソレンティーノ監督の次回作に取り組む予定となっている。

エンターテインメント業界でメイクアップアーティストとして20年活動を続けている。これまでの担当作には『パッション』(04)、「Glee」(11~14)、『かけひきは、恋のはじまり』(08)、「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」(18~19)、『プロミスト・ランド』(12)、『スリーデイズ』(10)、「スクリーム・クイーンズ」(15~16)などがある。

フランス出身のエヴリン・ノラズは、映画業界でメイクアップアーティストとして24年活動を続けている。エミリー・ブラントとは『プラダを着た悪魔』(06)以降、『クワイエット・プレイス』(18)を含めて複数の作品で仕事を共にしている。そのほかにも、彼女にはジェニファー・ローレンス、ダコタ・ジョンソン、アン・ハサウェイ、ジェシカ・アルバ、サラ・ジェシカ・パーカーなど、数多くクライアントがいる。2014年、ノラズはデヴィッド・O・ラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』(13)で英国アカデミー賞のメイクアップ&ヘア賞を獲得した。さらに「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(10)のパイロット版を手がけた彼女には、プライムタイム・エミー賞も贈られている。

18歳になったばかりでブロードウェイの舞台「Cat's Now And Forever」(91)に初めてヘアスタイリストとして参加し、「Late Night With Conan O'brien(原題)」(95)で初めてテレビの深夜番組を担当し、「Cosby(原題)」(96)では初めてテレビシリーズに挑戦し、『愛されし者』(98・未)で初めて映画の世界に足を踏み入れた。こうした作品はどれも、彼女がその後エンターテインメント業界でどのようなヘアスタイリストになっていったかを暗示している。彼女はミダス王のように、触れるものを黄金に変え、トニー賞を10度、エミー賞やアカデミー賞を複数回獲得し、その勢いはとどまるところを知らない。

数々のアーティストの撮影や展示会をプロデュースしてきただけでなく、絵画や、彫刻や、ヘア、メイク、スタイリングなどで自身の芸術も追求してきた。
エンターテインメント業界で最も才能あるメイクアップ&ヘアスタイリングアーティストとして、ジョンソンはプライムタイム・エミー賞に2度ノミネートされている。2008年には、「NY Women in Film and Television」という非営利団体から功績を称える賞を贈られた。
これまでには、共にエミリー・ブラントが出演する『クワイエット・プレイス PARTII』(21)と『ジャングル・クルーズ』(21)、ジェレミー・ストロングやセーラ・スヌークが出演する「キング・オブ・メディア」(18~)、『エターナル・サンシャイン』(04)、『ガラスの城の約束』(17)、「ジプシー」(17)、「VINYL‐ヴァイナル‐ Sex,Drugs,Rock'n'Roll&NY」(16)、『アメリカン・ハッスル』(13)、「SEX AND THE CITY」(99~01)などを手がけてきた。
彼女はハリウッドのメイク&ヘアスタイリスト組合賞も2度獲得している。ひとつは長編映画『アメリカン・ハッスル』(13)で時代劇/キャラクターヘアスタイリング賞を、もうひとつはテレビシリーズ「SEX AND THE CITY」(99~01)でテレビ部門のコンテンポラリー作品ヘアスタイリング賞を獲得した。
ロンドンのヴィダル・サスーン・アカデミーを卒業したあと、アメリカに戻り、ニューヨークで暮らしている。

イーサン・ヴァン・ダー・リンは、スカイウォーカー・サウンドでキャリアをスタートさせた。キャリア初期の大きな仕事といえば『ターミネーター2』(91)で、音響編集に抜擢された彼は、アカデミー音響編集賞を受賞した。その後数年で音響の腕を磨き続けながら、同じくアカデミー音響編集賞を獲得した『タイタニック』(97)、『プライベート・ライアン』(98)、『パール・ハーバー』(01) などを筆頭に数多くの作品に音響編集者やサウンド・デザイナーとして携わり、アクションのなかの静けさの重要性を学んでいった。
その後4年間ニュージーランドに移り、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作や『キング・コング』(05) の音響制作スーパーバイザーやサウンド・デザイナーを務めた。『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(02)と『キング・コング』(05)ではアカデミー賞の音響賞も獲得した。
 キャリアの次の章はロサンゼルスで展開し、エリク・アーダールと共にサウンド・デザイン/編集会社E² Soundを立ち上げた。幸運にも、彼らはその会社を通して、『トランスフォーマー』シリーズや『カンフー・パンダ』シリーズ、『アルゴ』(12)、『GODZILLA ゴジラ』(14)、そして『クワイエット・プレイス』(18)など、音に力を入れた様々なジャンルの映画を手がけ、アカデミー賞にも2度ノミネートされた。

1976年9月16日、アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。
エリク・アーダールは、サンフランシスコ・ベイエリアで育ち、現在はロサンゼルスで暮らし、働いている。20世紀フォックスでフリーランスの音響編集者として働き始め、『X-MEN2』(03)などの映画を手がけた。『アイ,ロボット』(04)や『スーパーマン リターンズ』(06)などのサウンド・デザインを担当する一方で、南カリフォルニア大学の映画芸術学部でも教え、『ワルキューレ』(08)やテレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』(11)では音響制作スーパーバイザーを務めた。
2006年、イーサン・ヴァン・ダー・リンと共に現在までに5作品続く『トランスフォーマー』シリーズの最初の1本を担当し、『カンフー・パンダ』(08)、『ワールド・ウォー Z』(13)、『GODZILLA ゴジラ』(14)にも参加した。『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11)と、アカデミー作品賞を受賞した『アルゴ』(12)、そして『クワイエット・プレイス』(18)の音響編集では、いずれもアカデミー音響編集賞にノミネートされた。アーダールは音が映画体験の半分を占めると信じており、『クワイエット・プレイス』シリーズは、まさにその信念を体現するものとなっている。

脚本家、監督、革新的なアクションのエキスパートというユニークな才能を持ち合わせ、観客が劇場に足を運びたくなるようなアクションを構想し、カメラに捉え、人びとに届ける力を持っている。ハリウッドを代表する大作の多くに携わり、これまで手がけてきた作品は合計で30億ドル以上の興行収入となる。マイクは業界でも最も頼りにされるスタッフのひとりである。
2010年、彼は最大限に刺激的なアクションを作り上げる手助けをする製作会社「5150アクション」を設立した。マイクは業界でも第一線のスタント・パフォーマーおよびコーディネーターとしてアクションのキャリアをスタートさせ、難易度の高い大役を担ってきた。そしてクリエイティブな才能や創造性を活かして、脚本や監督や製作を担当するようにもなった。5150アクションでは、彼が持つ映画製作にまつわる能力をすべてつぎ込み、新たな可能性を追求し続け、並外れたアクション映画を作るという評価を確立してきた。
自身の監督としての才能ももちろんのこと、業界の名だたる監督たちとも仕事をしてきたマイクは、その能力を活かした作品を映画ファンに少しずつ届け始めたばかり。現在マイクと5150アクションは、多岐にわたる注目のプロジェクトを手がけている。

20年の経験を持つ視覚効果プロデューサーで、『ファイト・クラブ』(99)のプロダクション・アシスタントとして視覚効果部門でのキャリアをスタートさせ、すぐにマーク・フォースター監督の『ステイ』(05)、『主人公は僕だった』(06)、『君のためなら千回でも』(07)などの視覚効果プロデューサーを務めた。
2007年には、「ジェームズ・ボンド」シリーズの製作に参加し、サム・メンデス監督の『007 スカイフォール』(12)や『007 スペクター』(15)などを手がけた。これまでに複数の国のあらゆる視覚効果チームを統括し、世界中の会社と協力して1,200以上の視覚効果シーンを送り出してきた。
最近ではロブ・マーシャル監督の『メリー・ポピンズ リターンズ』(18)や、トム・マッカーシー監督の『Timmy Failure: Mistakes Were Made(原題)』(20)などを担当している。ラーマンは南カリフォルニア大学に通い、映像人類学の学位を取得し、映画やテレビについても学んだ。

ハリウッドで最も敬意を集める特殊効果アーティストのひとり。『宇宙戦争』(05)、『マスター・アンド・コマンダー』(03)、マーベルの『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)、『アベンジャーズ』(12)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)、そして『アイアンマン』シリーズ3作など名だたる作品でアカデミー賞にノミネートされてきた。
最近では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)、『ブラックパンサー』(18)、『アントマン&ワスプ』(18)、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)、そしてソニーの『パッセンジャー』(16)などに参加している。そのほかに携わった作品としては、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)、マーベル・スタジオの『アントマン』(15)などがある。
これまでには、『カウボーイ&エイリアン』(11)、『マイティ・ソー』(11)、『G.I.ジョー』(09)、『アイアンマン』(08)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)、『エバン・オールマイティ』(07・未)、『ホーンテッドマンション』(03)、『M:i:III』(06)、『ナショナル・セキュリティ』(03)、『セルラー』(04)、『ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々』(00)、『セレニティー』(05・未)、『コーリング』(02)、『交渉人』(98)、『エディ&マーティンの逃走人生』(99・未)などに参加した。
サディックは最新作として、ジェームズ・ガンが監督する『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』(21)に携わっている。

1994年にカリフォルニア州立大学チコ校を卒業。チコにあるCBS傘下のKHSL-TVで、唯一の報道カメラマンとして働いていた。その後、ロサンゼルスで「ザ・トゥナイト・ショー」や、数々のシットコム(シチュエーション・コメディ)番組に携わった。

ニューヨークに拠点を置き、25年ものあいだ大作映画やテレビ番組に携わってきた。キャリアを通して80本以上の作品を担当し、業界のなかでも優れた創造性を発揮する監督たちと仕事を共にしてきた。『クワイエット・プレイス』(18)では英国アカデミー賞の音響賞にノミネートされ、「マスター・オブ・ゼロ」(15~)ではプライムタイム・エミー賞にノミネートされた。最近では、バリー・レヴィンソン監督の『Harry Haft(原題)』(21)に参加している。